20140427
昨日のおすすめスポットのひとつ、
成都郊外の広漢にある三星堆博物館へ。
古蜀の青銅、金銀でできたマスクが多数展示。
BC1200って書いてあったので相当古い。
中国4000年の歴史。
博物館自体が広々とした公園で家族連れも多く、気持ち良い。


(移動)
空港から成都北駅へバスで移動。
GPSを確認しながら1時間くらい乗っていたら終点に到着。
中国語がわからなかったせいか、料金を徴収されそびれた。
申し訳ないので、ガイドブックの地図で空港を指して、10元払っておく。
徴収係の人は、わりとめんどくさそうに受け取ってくれたが、
本当はいくらだったか、未だにわからない。
徴収係は、街中で突然降りて先走り、運転手の分を含めて、
2人分の弁当を買って戻ってくるとか。
いろいろ見ているとおもしろい。フリーダム。


成都北駅から市街の北にあるバスターミナルまで2,3km歩く。
街では、一度は歩いて、だいたいの大きさを確認することにしている。
結構、成都は、デカイ街だということが判明。
(バスで市街を南から北へ縦断した結果、
東京まではいかないかもしれないが、
大阪には匹敵しているような感じがする。)


バスターミナルについても、入り口分かんなくて、
ガードマンにジェスチャーしたら、なんとなく方向を教えてくれた。
バスの切符もガイドブックの日本語の地図見せたらすんなり買えた。
お値段17元。中国は、漢字だから70%くらい意味わかるし、
四川の人はなんだか予想以上に親切なので旅行しやすい。
30分くらい高速に乗って1時間くらいで広漢についた。
バスには、必ず添乗員か徴収係(ほとんどがお姉さん)がいて、
案外シートベルト着用にこだわったりする。
安全が徹底されていて意外な感じ。


広漢では、6番のバスに乗れとネットに書いてあったので乗り継ぎ。
ミニバスみたいな感じで、運転手にガイドブックの博物館を示すと
合っている感じだったので乗車。奥さんなのか分からないが、
徴収係のおばちゃんが、全力で食事中だった。この人、めっちゃいい人だった。
筆談で運賃を教えてもらって支払い。1.5元。安い。
筆談で、出身国を聞かれた様だったので、日本と書いたら、
至極納得していた。筆談する外国人は不思議な感じか。
おばちゃんにガイドブックを奪われながら、
広漢の南にあるバスターミナルから市内を抜けて、
北にある博物館まで縦断する。
ところどころ声かけをして、
高校生以下と老人を積極的に無料で乗せていたのが好印象。
博物館についたら、おばちゃんが手のひらに数字の6を書いて、
またここで待ってろ的なジェスチャーだった。OKって言いながら見学へ。





見学後に同じところで待っていたらバスが来て、おばちゃんと再開。
写真とか見せながらバスターミナルへ。
再会といってお別れ。いい人だった。
四川はいい人が多い疑惑。


成都北駅で適当に食事。メニュー見てもわからんので、
涼菜と書かれた麻婆何とかを注文。
熱くなく、ピーナッツと骨付き牛肉の破片が入っていた。
ラー油で真っ赤に見えたけれど、食べてみるとそれほど辛くない。
その代わりに山椒が強烈に効いていて、
熱くないのに、辛くないのに、汗は出る出る。唇が痺れる。
なんとも不思議な感覚。




帰りは、成都北駅から南駅まで地下鉄で移動。
南駅付近で降りてブラブラ歩き、空港行きのバス停が無いか探索。
それらしきバス停で待っていると、なかなかの速度で、
ラクション、パッシングしてバス停を通過しそうになる
空港シャトルバスを止めて乗車。適当に5元くらい支払い。
ほんとはいくらかわからない。空港付近のホテル着。



(交通)
空港から市街に至る主要道路に、自動車通りとも呼べそうな道があった。
WV,BMW,Benz,Honda,Mazda,Hundai,Toyotaは当たり前で、
アストンマーチンロールスロイスジャガーなど、
自動車会社の見本市みたいな通りが1,2kmずーと続いていた。
街で走っている車も総じて新しく、ここ5年内位に発売された車ばかり。
いわゆるオンボロ車がほとんどない。中心部で、車に乗っている人は、
総じてお金持ちな印象。
一方で、同じ道路を、荷物を満載した力車が走っている。
客を乗せる力車は、電池駆動。
バイクも電動が多い。低速で、おばちゃん達が乗っている。
日本には、なかなか見かけないが、
スズキのチョイ乗りの静かなバージョンといったところ。
自転車は、割と若い人が、ディスクブレーキ付きのイケイケのを
まったり乗っている感じ。
一番外側に、自転車、電動バイク、力車の低速レーンがあって、
その内側に自動車、バスの高速レーンがある感じ。
運転は、かなり荒く、クラクションが常時鳴っている。
かなりギリギリを攻めているし、クラクション、パッシングの嵐だが、
不思議とぶつからない。走っている車も総じて傷が少なく、
皆無といっても良いかもしれない。The china power.










バスから通りを観察した結果、かなり所得格差のある人達が、
平然と共存して暮らしているようである。
日本から見ると、割と不思議でならないが、
こういう世界もあるのかと思う。


ホテルの宿泊料金は、330元で中国人も普通に泊まっているのに、
郊外のバスの値段が1.5元。うーん。