朝、ホテルに来るはずが来ない。15分遅れて到着。
キャンセルしそうになった。
Elloraへ向けてドライブ。片道500ルピー。
途中、インドの物価が気になったので、ガソリンの値段を聞いたら、
びっくり60ルピー/L。あんまり日本と変わらんやんけと思っていたら、
通り過ぎたガススタには73ルピー/Lの文字。つまり、146円/L。
翌日のAjantaまで往復200kmあるのに、2700ルピーで大丈夫か。
リッター10kmでも20Lかかるから、1500ルピーはガソリン代。
車の値段も大して変わらないだろうから、どうやって生活しているんだ。
まぁ、物価1/5くらいだからなんとかなるのかな。
チャイ一杯、が10ルピー(20円)で、感覚的には100円くらい?
ペットボトルの水1Lが20ルピー。


Elloraで一日ウロウロして大体満足。
仏教とジャイナ教をじっくり見て、ヒンドゥー教は流した。
やっぱり仏教石窟群が一番しっくりきて、
ヒンドゥー教石窟群には違和感しかなかった。
仏教系の石像は、きちんと結跏趺坐になっているが、
ヒンドゥー系の石像は、半跏趺坐が多く、坐禅が崩れ気味。
さらには踊っているのとか、ゾウやサルが出てきたりと、
いろいろとカオス度が増してきていてかなりインドな感じ。
ジャイナ教石窟群は、結跏趺坐の石像の両脇に、
男女の石像がそれぞれ忠実に再現されていて、真理追求の感はあった。
しかし、カイラーサナータ寺院を含めて、
これだけの岩石を切り崩して彫って石窟を作ったインド人は、
本当に狂っている。


帰りは、バスに挑戦。
売店で聞いたところ、ここが始発ではないので、
どこかから来た赤いバスを道端で手を振って止めて乗るらしい。
いろんなことから来るけど、全部、Aurangabadに行くとのこと。
よくわからんので観察していると、手をふっているおじさんがいた。
が、バスに2度もスルーされていてかわいそうと思っていたら、
そのおじさんにこっちこいと言われて、ジープに乗ることになった。
ジープは限界まで人間を突っ込むことが当たり前で、
前列5名、後列5名、荷物列8名というパッキング。
ちょっと笑ってしまったが、よくよく考えたら日本の通勤電車も同じか。
ちょくちょく乗客が入れ替わるものの、
ちょっとでも隙があればすぐに人を突っ込むので常にギュウギュウ詰め。
Aurangabadのバスターミナルについて、50ルピー支払い。
するとおじさんが運転手に何やら言っている。結局10ルピーのお釣りをもらう。
正規料金は40ルピーで、おじさんがわざわざ運転手に楯突いてくれたのだ。


インドは、ルールが緩くて自由だから、
極端に悪い人もいれば、極端に良い人もいるようだ。
おじさんはちょっと神経質で陰鬱な感じだったけど、
インドのそういうテキトーなところが嫌なんだろうな。