人は「体験」するコトにお金を支払う。
「体験」するために、「間接的」に必要な「モノ」や「情報」にお金を支払う。例えば、音楽を聴くという「体験」に必要な、「モノ」である音楽プレーヤーや、「情報」である音楽ファイルに、お金を支払う。


人がもっともお金を支払う「体験」は、コミュニケーションかもしれない。
コミュニケーションに必要な「モノ」や「情報」には、お金を支払う。昔は、コミュニケーションに必要な「モノ」が固定電話であり、必要な「情報」が電話回線であった。今は、コミュニケーションに必要な「モノ」がパソコンであり、必要な「情報」がインターネットである。「モノ」に関しては、個人化が進み固定電話から携帯電話、パソコンからスマホに置き換わっている。


人がお金を支払う「体験」に必要な「モノ」や「情報」を提供出来る企業は、良い収益をあげている。例えば、コミュニケーションという「体験」に必要な、「モノ」であるスマホを造る電子機器メーカー(Apple,Samsung)、「情報」であるインターネット回線を提供する通信会社(SoftBank,KDDI,docomo)は、良い収益をあげている。昔も、固定電話や電話回線を提供していた企業の収益は良かったのではないか。


今、人が「体験」するコトに間接的に必要な、「モノ」は少なくなり、「情報」は増えている。例えば、コミュニケーションに関しては、どのメーカーのスマホを持っているか、よりも、どのソフトウェアが載っているか、の方が重要になっている。


何だかすごいことがおきていて、孫さんは非常に巧くやっている。
電話回線は、一対一のコミュニケーション(点と点を結ぶ線分)。
マスメディアは、一対多のコミュニケーション(z軸方向の上の一点から、xy軸平面の多点に向けた矢印)。
インターネットは、多対多のコミュニケーション(xyz軸空間の多点同士を結ぶ線分)。
次世代のコミュニケーションネットワークとはどんなものか。


第五の権力---Googleには見えている未来

第五の権力---Googleには見えている未来

まだ全然読めていないが、かなり衝撃的な内容である。
現実世界とは別に新たな仮想世界が形成されつつある。
そして、仮想世界と現実世界は相互に影響し合う。
例えば、先の冬季五輪スケートショートトラックで、
韓国選手を転倒させた英国選手のFacebookが荒らされ閉鎖された。
本人もショックを受けている。
Twitter上での炎上や、Lineを使ったイジメなども同じ例だろう。


仮想世界は、現実世界と比較して、自由度が高い。
人が脳で考えていることが、そのまま表へ出やすい。
ある意味では、現実世界よりも、より、その人となりが表現される。
仮想世界での人が本当の人なのかもしれない。
仮想世界が中心となって、世界が進んで行く。


仮想世界で必要とされる「モノ」は、非常に少ない。
一方で、必要とされる「情報」は無限に近い。
仮想世界と現実世界を繋ぐ「モノ」に人はお金を支払うだろう。
最初に登場した「モノ」がパソコンであり、次に登場したのがスマホだ。
今後、数々のウェアラブルバイスが登場し、
仮想世界と現実世界をリンクするようになるはずだ。
いかに違和感なく装着できるかがカギで、
しばらくは既存のデバイスに埋め込むことになるだろう。
メガネやイヤホンが有力だ。
http://www.j-tokkyo.com/2014/03/01/98992.html




http://alfalfalfa.com/archives/7124055.html
ウェアラブルバイスで仮想現実。
見ているキャラクターは2次元。会話が成立する。
会話している人は、インターネット回線の向こうの3次元の人だったりして。もちろん音声は初音ミクみたいな電子音声。