直近、読んだ本で面白いもの。


戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)

戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)

戦後の日本外交の流れが良く分かる。すごいの一言。




官僚の反逆 (幻冬舎新書)

官僚の反逆 (幻冬舎新書)




細雪 (中公文庫)

細雪 (中公文庫)

細雪
谷崎というオッサン恐るべし。
出てくる4姉妹の思想?が封建主義→自由主義という順になっているように感じる。
4姉妹の結末もいろいろと考えさせられる。
なにより夙川、蘆屋といった神戸の華やかな人、文化が良い感じ。


長女:見合い結婚、子供が多い、生活に余裕が無い
次女:見合い結婚、子供一人、生活に余裕あり
三女:独身30over、見合い結婚の縁に恵まれない
四女:独身、三女が結婚しないので順番待ち、自由恋愛しまくり未婚で妊娠など




ピュリツァー賞 受賞写真 全記録

ピュリツァー賞 受賞写真 全記録

いわずもがな。




岡本太郎がこんなにインテリだったなんて。
彼も日本の封建主義が大嫌いだったようだ。




日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか

日本人のための宗教原論―あなたを宗教はどう助けてくれるのか

宗教ってすごい。仏教派だった。
でもキリスト教の予定説にも惹かれてしまう。





http://d.hatena.ne.jp/yuhka-uno/20121230/1356846976
この記事などを見ていると、日本人の宗教について考えさせられる。


日本人は、儒教の影響を強く受けているらしい。
中国と韓国もそうであるかもしれない。


「目上の者を敬いなさい」
「先輩の言うことは絶対だ」


封建的であり、自由主義、民主主義からは程遠いと思う。
日本人の民主主義というのは、カタチだけ導入しているにすぎない。
封建的であること、これらが日本人の宗教なのだと思う。


人は、宗教を否定されると怒り出す。
啓典宗教の信者に対して、神を否定すると怒り出す。
宗教というのは本質であり、人を怒らせるものかもしれない。
直近でも酒の席で田舎の叔父に、封建主義を否定すべく
カラマーゾフの兄弟(父親殺し、皇帝暗殺)の話しをしたら怒ってしまった。
同じ話を会社の同期にしても良い反応はなかった。
日本人で「父親を殺す」などという発想はなかなか出てこないように思う。
やはり封建的であること、これらが日本人の宗教なのだと思う。


ただ組織によっては、封建主義の方がうまくいくようにも見える。
ここらへんは難しい。




それにしても、買ったものの読んでない本が十冊以上転がっている。
どうしたものか。