最近は図書館でうだうだと勉強し、
教習所へ向かう事が多い。
んで、物理化学と化学数学に
はまっているわけだが、
教授がおもしろい話をしてくれたので
ここで。


エントロピーの話。
エントロピー
部屋を掃除しないで、ほっとくと
散らかるという法則。


この概念によると、
宇宙というものは放っておくと均一に向かうということ。
60℃の水と80℃の水混ぜたら70℃になるみたいに。
で、均一にならないためには
エネルギーを注がなければならない。
部屋をカオスから救うためには
掃除というエネルギーを加えないといけないように。


これをいろんなものに当てはめると非常におもしろい。


たとえば人間。
生まれるという事。
ひとりの人間からもうひとり人間が出来てくる。
これは明らかに均一という方には向かっていない。
つまりこれは宇宙の意思とは反対のことなのです。
確かに、物凄いエネルギーがいるよね。出産とか。
反対に死ぬという事。
朽ちて大地と一緒になって消えていくこと。
これは均一へ向かっているから、
エネルギーを必要としない。


生きるということは
自分を何かと区別し続ける事で
これにはエネルギーが必要です。
このエネルギーが体温なんだって。
確かに死んだら冷たくなるよね、人間は。


次に、脳細胞の分裂。
20歳くらいまでは宇宙の意思に反して
勝手に細胞分裂が起って、
どんどん新しい細胞君が出来てくる。
しかし、その後は消滅>新規となって減る一方。
だから勉強して(エネルギーを注いで)新規を増やして
少しでも減少を止めろって話してた。
エネルギーを注ぐから
勉強するのってしんどいんだ…



人間ってのは生まれてから死ぬまで
宇宙の意思に反して
エネルギーを注ぎ続けて生きていく
ものなんだそう。



戦争。
まさにカオス。
放っておくと
宇宙の意思によって
戦争が起こるのだろう。
最近の日本はエネルギーを注ぐのを
怠っているようにみえて仕方がない。


地球って全力で
宇宙に逆らってるよね。
たぶん火星あたりは
結構、従順な方なんじゃないかと思う。
でも地球の方がいい。
人間も逆らうのが好き。
死よりは生を喜んだり。
新しい物を生み出して
多様性をさらに広げることが好きなのかも。