長崎雑感


完全に寂れた地方都市を想定していたが、
実際に訪れてみると、思っていたよりも街に活気があって驚いた。
歓楽街は個人商店であふれているし、
雑居ビルには昔ながらのスナックが腐るほどある。
小さなギャラリーなんかもあって、個展が開かれている。
これだけ豊かに浪費して暮らせるなんて、
なんて幸せなことだろう。


観光客の落とすお金の影響が凄い。たぶん。
原爆、中国、西洋などの異文化、近代遺跡、
チンチン電車、坂道、ネコ、チャンポン、カステラ、
挙げればキリがない。街自体がテーマパーク。
放っておいても世界中から人とお金が集まる街。


もうひとつは、地理的な要因。
海と山が極限まで接近していて土地が無い。
大型スーパーすらつくれない。
イオンなんて絶対無理。
個人商店ぐらいのスペースしかない。
コンビニが限界。
どうでもいいけど、凄く狭い階段が縦横無尽に、
住宅街を覆い尽くしていて、ダンジョンっぽくて楽しい。
ついでにネコが腐るほどいるのもいいし、
川に錦鯉が悠然と泳いでいるのも良い。


文化的、経済的に、こんなにも豊かな地方都市があったとは驚き。
ガチの教会は五島列島などの諸島部にあり、
今回訪問出来なかったのが心残り。








三菱の街。造船所。